イル力

はたと気がつきましたが。イルカは冬食べるとおいしい！ということなんでしょうか。
だから冬の季語？
わたしが子供のころ住んでいたところは、イルカが獲れると（イルカ目的で漁をするわけではなく、網にかかかってしまうみたいです。）スーパーにイルカの切り身が並んでいたのですが。
（って欧米人が読んだら怒りのあまり気絶しそうな。）
おいしいものではなく、一番安い値段でした。
切り身というか、サイコロステーキ風に切られていて、とにかく脂がものすごいの。
脂身オンリーを食べるようなそんな感じで、しかも馬肉の「たてがみ」とかそういうのと違って脂身のうまみがあるわけでもなく、まったくおいしいものではなかったです。

少し前のリアルスコープだかで（ＴＶ番組です）エスキモー（って言わないかもしれない）の生活をレポートしていたのがものすごく興味深かったのですが、アザラシを仕留めて、それをさばいて、分厚い皮下脂肪が御馳走らしいです。
近代的な設備のごく普通の家庭で、あれを生でむしゃぶりつくように食べるの。
ああいう極寒の地は脂が即カロリーに変わって体を温めなくちゃならないから、脂をおいしいと感じるのもわかりますが、あたしがイルカを食べた（でも２回くらいな記憶だけど）地方は温暖な土地でした。
だからおいしく感じなかったのかしら。