メルクマールはポテサラ

わたくしいつも、初めての飲み屋ではポテトサラダを頼むことにしている。
あたしが好んで行くような大衆系の居酒屋にはたいていあるからね。
そして、ポテトサラダはその店の特徴が出る気がするんだよね。
ポテトサラダがおいしい店はお気に入りの店となる。
飲み歩いている人はポテトサラダに限らず指標を持っているのでは。
先日も会社の人とそんな話をしたところに、今月号の『ｄａｎｃｙｕ』の特集がポテトサラダだったので「おおー。」と思ったわけです。
買ってないけど。
ポテトサラダはそれぞれの家庭の味でもあるね。
うちの娘は「ママの作るポテトサラダはおいしいけど他のはだめ。」と言いますが、あたしの作るのがとりたてておいしいレシピというわけではなくて、『おふくろの味』ってことなんだと思う。
あと、ビールのつまみにポテトサラダは大好きなんだけど、ジャーマンポテトとかフライドポテトとかはいやなんだよなあ。
これは単なる好みですが。

ジャガイモの皮をむいてるとき、いつも、『大どろぼうホッツェンプロッツ』を思い出す。
ジャガイモ大好きな、悪い大魔法使いツワッケルマンと言う登場人物が出てくるんだけど、大魔法使いなのに、ジャガイモの皮をむくことだけが魔法でできない。
それで、ツワッケルマンにとらえられたカスパール（主人公の少年の一人）が延々と山のようなジャガイモをむかされるの。
この場面がすごく印象深くて、いつもいつも思い出す。