Piggy　Beauty

巨大に太ったエレベーターガールの乗るエレベーターに乗った。
大手の百貨店です。
あんなに太った女の子をエレベーターガールに起用するんだ。
あれで定員1．5人分くらいになってしまうではないか。
しかも、すごく美人だった。
肌もつるつるすべすべだった。
声もきれいでしゃべりもよどみなく、お仕事は申し分なかった。
気の毒なほど制服がはちきれそうだった。
北斗の拳のケンシ口ウみたいに。
もっと体にあった制服を着せてあげればいいのに。
村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』に確か、ピンクのスーツが似合う、よく太った感じのいい美人の女の子が出てくると思うのですが、それを思い出した。
あたしって、男だけじゃなくて、女の子も太ったコ好きなんだなあとあらためて自覚した。
といっても清潔感があって動きやしゃべりがテキパキしていて、からだに合ったサイズのものを身につけているデブが好き。
パパイヤ鈴木とか石ちゃんとか柳原加奈子ちゃんとか。
脂ぎっしゅでくさそうでのっそりしてて、ぶかいサイズのテキトーなTシャツをおなか隠しに着ているデブは嫌いです。

宮沢りえちゃんみたいに、はかなげに細〜いのも、風情があって悪くはないと思うのですが、でもやっぱりなんか食べ物なさそうというか貧乏そうに見えるし、不幸そうに見えるし、一緒にいたいとは思わないんだよね。
パワーのありそうな「痩せ」が現実的に一番理想かな。