ワイン通のセールスのH本さんが、お客さんから古いワインを4本頂いてきた。
43年前のもの〜25年前のもの。
グラスをたくさん用意して、急遽オフィスの会議室で『ワインバーH本』開店。
詳しい人が集まって、あれこれコメントをしているのを聞きながら試飲するのは勉強になるし、楽しかった。

ワインは私にとっては一番好きな酒ではないのですが、何十年も保存できて味わいが変化してゆくというところがおもしろいお酒だなあと思う。
しかも、ワインを飲む人は、絶対に何かコメントをしたがるという意味でも不思議なお酒だ。
ワインの世界には、独特のお約束用語があって、
「猫のおしっこ」とか「スミレのニュアンス」とか、絶対に誰もかいだことのないものにたとえたりする。
あと女性にたとえたりとか。(少女とか、熟女とかさ)
あれも一種の様式美なのかしら。
あの世界に入り込んでしまうと、"そんなもんかな"と慣れてしまいますが、そうなる前はものすごく奇妙・奇異に感じます。

そしてワインを飲む人は酔っ払ったりしないというところも不思議なお酒だ。
『酔わない酒』という意味ではなくて、ワイン好きな人はバカ酒は飲まない、きれいに飲む傾向が強いということですね。
そしてワインが好きな人は当然ながら、イタリアンやフレンチなどの洋食好き。
(イタリアンやフレンチを食べながらバカ酒を飲む、というシチュエーションは考えにくいので、きれいにお酒が飲める要因はここにもありますね。)
H本さんも、おいしいパスタに目がない。
「泉区のおいしいパスタ屋さんは?」
などと聞けば即座に
「○○!」
と店名が返ってくる。
(横浜市)泉区ってところがまたカルトでしょ。

30年前のワインはとってもおいしかったので、記念に手帳に名前を書いておいた。
二度と飲むことないと思うので、ほんとただの記念。
29年前のものは残念ながらすっぱくなってしまっていた。
29年も大事にとっておいて、いよいよ開けたのに、すっぱかったらほんとがっかりだろうね。
うちらはただで頂いたものを試飲なので
「へええ保存状態でこうも違うんだね。」
なんて平静に感想述べるだけだけど。

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