豹変クン

このことを書こう！
と思っていたことがあったはずなのに、風呂から出てきたらキレイに忘れてしまっていた。
この忘れっぷりが自分でもコワイ。
いよいよきているのか？？

得意先との接待旅行に行っていたF田とK藤さんが帰ってきた。
大事なお客さんは担当営業マンが二人三人ついているんだよね。
K藤さんが
「みなとさん、あいつ（F田）って飲むと結構変わる？」
「変わるかなあ・・・あのイカレキャラがかなり増幅はされるけど。豹変って言ったらむしろ○○さんとか・・・。」
「いやーアイツ超豹変クンだよ。それまで結構飲んで酔っ払ってたんだけどさあ、2軒目で寝ちゃったんだよ。
でさあ、お客さんの手前、あいつの立場もあるからバンバン叩いて起こしたんだよ。
そしたらいきなり怒り出しちゃってさあ。」
「げー。」
「いきなり飛び出してどっか行っちゃったんだよ。」
「げげー。」

昨年までそのお客さんを担当していたS木兄さんの転勤先が旅行先だったので、S木兄さんも接待に同席してくれていた。
お客さんをS木兄さんに任せてK藤さんが探しに出た。

「最初その辺の雑居ビルみたいなところにふらふら入ってくのが見えたからさあ追っかけて行ったんだよ、そしたら見失っちゃってさあ。
俺あいつがどっかから転落したりしてんじゃないかと気が気じゃなかったよ。」
そしてK藤さんがその辺のスナックや飲み屋一軒一軒
「すみません、酔っ払い来ませんでしたか？」
と探して回ったらしい。
で、すったもんだの末、F田を見つけて連れ戻したらしい。
もーーー生真面目なK藤さんにそんな思いまでさせてあいつはーーー。

「F田が財布落っことしてたからさあ、俺拾ってやったらあいつ
"K藤さん俺の財布返してくださいよっ!"
とかいきなりつかみかかってくるんだぜ。
俺さすがに頭きて財布投げつけちゃったよ。
そしたらS木さんが
"まぁまぁK藤怒らないでやってよ"
なんて言いながら場をつくってくれてさあ。」

「あいつ酒弱いよね。」
「うーん、自分の量がいまだにわかってないところはあるかも。」

「（得意先の）社長あきれてなかった？」
「まぁ、社長はF田のことかわいいと思ってるからさあ、
"F田クンってお酒弱いんだね"
なんて言って別に全然怒ってなかったけど。
それよりもあいつ酔っ払って
"今日は俺K藤さんに2つ言いたい事がありますっ!"
って言ってたんだけど、結局その二つが何かって聞けなかったんだよ。
社長と二人で"2つ言いたいことってナンだったんだろうね"って言い合った（笑）」

何だったんだろう言いたいこと2つって（笑）
でも本人は絶対覚えてないと思う。

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＞葵の上さん
遅くなりました！おかえりなさい。
お引越しお疲れ様でした。

＞LRさん
"ウソついてました"って大見得切られたら確かに引いちゃいますねえ。
正直で誠実だと思うよりはむしろ、何開き直ってんだしゃあしゃあと、と思っちゃいそう。

バカ正直にカミングアウトして自分ひとりさっぱり楽な気持ちになっちゃってる人ってなんか腹立つ。
重荷をこっちにポンとパスして自分はせいせいとしちゃってる感じ。
かといって嘘つかれてるんじゃないか、といちいちうがって考えなきゃならないのも疲れる。