食べるためにやせる
2005年1月19日
「やせるにはどうしたらいいですか？」
と聞いてみたら
「喰うな。喰わなかったらやせる。」
そか、と思い、お昼にパンを2つ買ってきてたんだけど、1個だけでやめといた。
そしたら4時頃になっておなかがすいてきて、結局残りの1個を食べた。
ダメじゃん。
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その日の夜N村さんとK藤さんと中華街にご飯食べに行って
「酒ってほんとに太らないんですか？」
「酒だけでは太らないでしょ。」
「あたし食べる方はそんなに食べるわけじゃないのに太るのは酒のせいとしか考えられない。」
「だって酒で太るんだったら俺達もっと悲惨な事になってるよな？」
「確かに（爆）」
あたしがジョッキ1杯飲む間に彼らは2杯飲む。
「Bさんに"やせるにはどうしたらいいですか？"って聞いてみたら"喰うな"って言われた。」
「そういやBさん今ダイエット中なんだよな。」
「確かにやせたよなぁ、Bさん。」
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店を出て歩いていたらN村さんが
「みなとさん甘栗好き？」
道端の甘栗を買ってくれた。
横でK藤さんがいつもの無表情で
「ここのお姉さんすごいサービスしてくれるって評判なんだよな。中華街ハ゜一キンク゛前の甘栗って言ったらおいしくて有名だよ。」
と口から出まかせ。
お姉さんが笑いながら半すくいくらい余分に入れてくれた。
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再び翌日Bさんに
「"喰うな"って言われたけどおなかすいてやっぱりダメだったー。」
「やせる方法はみんな知ってるんだよ、強い意志だな、必要なのは。」
「Bさんダイエット中なんですって？」
「そ。俺2月末までに10kgやせるから。」
「10kgも？10kg痩せたらなんかいいことあるんですか？」
「かわいい女の子がエッチさせてくれるとか。」
「ありえないから。あ、人間夢を忘れちゃいけないってことですか。」
「そうそう。」
「わたしも3kgやせたらなんかいいことないかな。」
「じゃやせられたら食事に連れてってやるよ。」
「まじ？やった〜。サラダだけとかはやだからね。」
「おう。思いっきり油ギッシュなやつ食わせてやるよ。」
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そしてその日の昼。
F田が
「みなとさん、××屋って行ったことあります？」
「ない。角の蕎麦屋でしょ？」
「蕎麦っていうか和風居酒屋なんですけど、ランチすごいんですよ。」
「すごいって何が？」
「メインがたぬき蕎麦なんですけどね。」
「は？メインがたぬき蕎麦なの？？」
「そう。で、セット頼むとたぬき蕎麦にプラス丼がついてくるんですけど、大盛も値段一緒なんですよ。で大盛り頼むと狂ったような量が出てくるんすよ。あれは一見の価値ありですね。」
富士山盛りみたいな感じなのか？
「丼もミニ丼じゃなくてしっかり一人前出てきちゃうんですよ。」
「じゃあ二人で行ってセット一つ頼んでシェアしたらちょうどいいじゃん。」
「そうなんですけどそれは店にかなりいやがられるでしょうね。」
絶対行け行けとうるさいので、今日は他のものを食べるつもりでいたのに、××屋へ。
ダイエットを意識しているというのにたぬき蕎麦大盛りを頼むって、どうなの？
出てきた大盛りは食べても食べても麺が減らず、だんだん気持ち悪くなってきた。
同じ味のものを大量に食べるって何て気持ち悪いんだろう。
4分の1くらい残してしまった。
とりあえず、箸で食べるステーキをたかる為に、やせるぞ。
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