静かなる狂犬
2004年12月17日
S??年会の忘年会だった。
わたしは前回も欠席だったので、結局これが初参加となったのだ。
前々からあたしの興味をかきたててやまなかったN村さんがメンバーの一人だ。
これまでに蓄積したN村氏の周辺情報や噂を検証するときがきたのだ!
もうあたしの興味はN村さん1点狙いに絞られていた。
今日のファッションも黒のダブルに黒いシャツ黄色いネクタイ、オールバック、靴とベルトはなぜかキャメル。
そしていまどき同じくキャメルのセカンドバックを小脇に抱えている。
見た目は「静かなる狂犬」とでもキャッチコピーをつけたいところだ。
ひっきりなしに客からの電話が着信するため、ずっと携帯で話している。
どう見ても闇金の取立て屋だ。
この間もお客さんから電話で
「先日新規取引の商談に来て頂いた営業さんの名刺をなくしてしまってお名前がわからないんです。」
「お取引の特約店さんはどちらですか?」
「○○商事さんです。」
○○商事の担当はN村さんなので
「ああ、ではN村タイゾウでしょうか。」
「N村さんだったかなあ・・・ちょっと思い出せなくて。」
「どんな感じの人でしたか?」
すごい言いにくそうに
「あのぉ・・・ちょっとこわもてっていうか・・・」
「あ、じゃあN村です。」
今回幹事のM本さんが小田原方面担当のため、もう少し遅れるとの電話がN村さんに入った。
N村さんはかぼそい優しい口調で
「Mちゃん、今どこなの?うんうん、あ、そう。じゃああと1時間くらいかかるね。慌てないでくれぐれも気をつけてきてね。特に一時停止気をつけて。運転中の携帯もね。」
みなとメモ:N村さんの中の人はおばあちゃんらしい。
居酒屋で飲み放題コース。
わたしの向かいにN村さんが座る。
シャイなN村さんはほとんど話したことのない私が向かいに座って落ち着かない様子。
早速検証に入ろうと、
「N村さんがこの世で一番好きなものは、ウーロンハイだって聞いたんですけど・・・。」
N村さん間髪入れずものすごい大きな声で
「すんませんっ!ウーロンハイ!あ、いや焼酎のボトルとウーロン茶のボトルっ!」
モデルばりのハンサム君なのになぜか子泣きじじいにも似ているS川さんが
「タイちゃんが自分じゃ言えないって言うんで代わりに言うんだけど、こいつのこと"N村さん"じゃなくて"タイゾウ"って呼んでやってくれる?」
「あ、はい(笑)」
みなとメモ:下の名前で呼ばれる方が好きらしい。
その後会話しててうっかり「N村さん」と呼んでしまったらまたも間髪入れず
「うっN村さんだなんて。ハートブロークン。」
わ、わかったから・・・。
2次会はカラオケへ。
同年生まれのカラオケは異様に盛り上がる。
誰も新しい歌を歌わないところが。
一番新しくて聖子ちゃんですから。
一曲目が『ビューティフルサンデー』ですから。
知らんぞこんな歌あたしは。
「すば すば すば」とか「ま ま ま」とか。不思議歌詞。
さぁあたしのタイゾウさんは一体何を歌うのかしら。と身を乗り出して待っていたら。
『銀河鉄道999』だった・・・。
そう来たか。
その次は
「みなとさん、この歌知ってますっ?」
『哀戦士ガンダム』(とかなんとか)だった・・・。
みなとメモ:N村さんはアニソンシンガーだった。
ああなんかイメージまとまらない、と思っていたら
3曲目は世良正則の『ひきがね』(とかなんとか)だった。
これこそイメージどおり。
毎度思うのですが、営業さんたちのカラオケの盛り上げ方は「職人」だ。
お客さんはこういう人たちに毎度盛り上げてもらえるんじゃあ、そりゃあカラオケ行きたくもなるわなぁ、と思う。
盛り上げのスキル的には職人級な上に、仕事を離れて完全に阿鼻叫喚の大騒ぎ。
盛り上がり過ぎて気がついたら0時近くになっていて、電車なくなっちゃう!と慌てて帰った。
みなとメモ結論:N村さんは狂犬とは程遠く、非常にシャイなジェントルマンだった。
わたしは前回も欠席だったので、結局これが初参加となったのだ。
前々からあたしの興味をかきたててやまなかったN村さんがメンバーの一人だ。
これまでに蓄積したN村氏の周辺情報や噂を検証するときがきたのだ!
もうあたしの興味はN村さん1点狙いに絞られていた。
今日のファッションも黒のダブルに黒いシャツ黄色いネクタイ、オールバック、靴とベルトはなぜかキャメル。
そしていまどき同じくキャメルのセカンドバックを小脇に抱えている。
見た目は「静かなる狂犬」とでもキャッチコピーをつけたいところだ。
ひっきりなしに客からの電話が着信するため、ずっと携帯で話している。
どう見ても闇金の取立て屋だ。
この間もお客さんから電話で
「先日新規取引の商談に来て頂いた営業さんの名刺をなくしてしまってお名前がわからないんです。」
「お取引の特約店さんはどちらですか?」
「○○商事さんです。」
○○商事の担当はN村さんなので
「ああ、ではN村タイゾウでしょうか。」
「N村さんだったかなあ・・・ちょっと思い出せなくて。」
「どんな感じの人でしたか?」
すごい言いにくそうに
「あのぉ・・・ちょっとこわもてっていうか・・・」
「あ、じゃあN村です。」
今回幹事のM本さんが小田原方面担当のため、もう少し遅れるとの電話がN村さんに入った。
N村さんはかぼそい優しい口調で
「Mちゃん、今どこなの?うんうん、あ、そう。じゃああと1時間くらいかかるね。慌てないでくれぐれも気をつけてきてね。特に一時停止気をつけて。運転中の携帯もね。」
みなとメモ:N村さんの中の人はおばあちゃんらしい。
居酒屋で飲み放題コース。
わたしの向かいにN村さんが座る。
シャイなN村さんはほとんど話したことのない私が向かいに座って落ち着かない様子。
早速検証に入ろうと、
「N村さんがこの世で一番好きなものは、ウーロンハイだって聞いたんですけど・・・。」
N村さん間髪入れずものすごい大きな声で
「すんませんっ!ウーロンハイ!あ、いや焼酎のボトルとウーロン茶のボトルっ!」
モデルばりのハンサム君なのになぜか子泣きじじいにも似ているS川さんが
「タイちゃんが自分じゃ言えないって言うんで代わりに言うんだけど、こいつのこと"N村さん"じゃなくて"タイゾウ"って呼んでやってくれる?」
「あ、はい(笑)」
みなとメモ:下の名前で呼ばれる方が好きらしい。
その後会話しててうっかり「N村さん」と呼んでしまったらまたも間髪入れず
「うっN村さんだなんて。ハートブロークン。」
わ、わかったから・・・。
2次会はカラオケへ。
同年生まれのカラオケは異様に盛り上がる。
誰も新しい歌を歌わないところが。
一番新しくて聖子ちゃんですから。
一曲目が『ビューティフルサンデー』ですから。
知らんぞこんな歌あたしは。
「すば すば すば」とか「ま ま ま」とか。不思議歌詞。
さぁあたしのタイゾウさんは一体何を歌うのかしら。と身を乗り出して待っていたら。
『銀河鉄道999』だった・・・。
そう来たか。
その次は
「みなとさん、この歌知ってますっ?」
『哀戦士ガンダム』(とかなんとか)だった・・・。
みなとメモ:N村さんはアニソンシンガーだった。
ああなんかイメージまとまらない、と思っていたら
3曲目は世良正則の『ひきがね』(とかなんとか)だった。
これこそイメージどおり。
毎度思うのですが、営業さんたちのカラオケの盛り上げ方は「職人」だ。
お客さんはこういう人たちに毎度盛り上げてもらえるんじゃあ、そりゃあカラオケ行きたくもなるわなぁ、と思う。
盛り上げのスキル的には職人級な上に、仕事を離れて完全に阿鼻叫喚の大騒ぎ。
盛り上がり過ぎて気がついたら0時近くになっていて、電車なくなっちゃう!と慌てて帰った。
みなとメモ結論:N村さんは狂犬とは程遠く、非常にシャイなジェントルマンだった。
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