間宮兄弟

2004年10月21日
久々集中して読んで、帰りに駅をいっこ乗り越した。
主人公は、わたしが数日前の日記に書いたような、
大人の男になるのを飛び越して既におばちゃんというか老成してしまったかのような兄弟。

この兄弟にはあまり(というか全然)共感できなくて。
でもこういうの周りにいーっぱいいるよいるよ、という感じで。
でも愛すべき、ほっとできる存在であって。
とにかく「とほほ」な兄弟。
そしてその周辺人物達の行動や心境がいちいち共感できる。
いやな人は一人も出てこないし。
用意されたかのような大団円ではなく、かといって尻切れトンボなつまらない終わり方でもない。

この前に読んだ村上春樹の新刊『アフターダーク』よりはるかによかった。
しかしこれは、『アフターダーク』の登場人物は若者で、『間宮兄弟』の登場人物が私と世代が近い層であることに起因するのかもしれない。
若年層にありがちな、何かに追われているような焦燥感とか自分自身すらわからない「途方にくれ」感はもう卒業してしまっているので。
あと、『アフターダーク』はどーも尻切れトンボ感が否めなかった。
淡々としていて、ちょっと心温まって、少しシンとしたくて、でも泣きたくはない、というテイストの本を読みたい人に強くお奨めする。

++++++++

今日は暇だったので勉強がてらじっくり読んでしまったのだが、
『月刊食堂』の読者相談コーナーはなかなか興味深い。
今月号の相談。(うろ覚えだけど)
「長年勤めているラーメン店の店主夫婦には子供がおらず、店主は自分を見込んですべての財産を譲るという遺言書を書くとまで言ってくれている。しかしこのラーメン店には借金もあり、すべてを相続する事が果たして自分にとってよいのかどうか迷っている。」
回答は、法律的に心情的に、なるほどぉぉと思わせるもので、いやほんとに勉強になったよ。

+++++++

午前中Nちゃんからメール
「彼氏から電話ありましたよ。なんて。
みなとさん宛てに○○さんという方からお電話がありました。
勧誘っぽい感じでもなかったんですけど、一応"転勤しておりますのでこちらからご連絡取らせて下さい"って言ったら電話番号残されました。XXXXXXXXです。
○○様でみなとはわかりますでしょうか?って遠回しに会社名聞いてみたんですけど、わかると思います(ふっ)って感じで。」
誰だろう??
わからないんですけど(^-^:
一応電話してみたんだけど留守電だった。
なんとなく気になっている。
やっぱり新手の勧誘?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索