Love call from A商事

出社するとデスクの上に「明日の午後お電話下さい from A商事」のメモが。
A商事の営業担当はT川さんなので、彼にそのメモを渡そうとする。
だって電話したくないもん、A商事。
話長いんだもん。
句読点なしで泣きのトークを20分語り続けるアノお客さんです。
T川さんも電話したくないのは同じらしく、二人でどっちが電話するか押し付けあってたら、電話を受けた若者クンが
「みなとさんご指名でした。いつもよくしてくれるからって言ってました。」
T川さん勝利の爆笑。
仕方ないのであたしが電話することにする。
せめて（こっちが）忙しい時間は外そうと思い受注締め時間過ぎてから電話することにする。
そしたらしびれを切らしたらしく先に向こうから電話がかかってきてしまった。
あたしは電話中だったので隣の部のおねえさんが受けてくれる。
20分エンドレス。
あまりに長いので、おねえさんが電話切ったとたん別の部署のねえさんが思わず
「ねえ、どこ？その電話。」

どうも受注締めをとっくに過ぎた特殊品のオーダーをどうしても受けて欲しいという電話だったらしい。
おねえさんに断られていったんは電話切ったものの、あきらめられなかったみたいで、あたし宛てにまたかかってくる。
昨日電話受けた若者クンが特殊品の受注締め時間を答えられなかったことが原因みたいだったので、さすがに申し訳なく思って、できる範囲で彼の注文をねじ込もうと思うのだけど、
それには一分でも早く需給部署や配車やデータ処理の部署に電話して折衝しないといけない。
なのにA商事は電話を切ってくれない！(爆）
20分はしゃべりまくらないと満足しないらしく、いろんな不満を述べ立てる。
今すぐ！今すぐあちこちに電話しないとほんとに手遅れになるんだよお。
ねじ込める注文もねじ込めなくなっちゃうんだよおお。
心の中ではらはらどきどきいらいら。

結局電話を切って慌ててあちこちに電話かけて、ねじ込んだ。
しかしなー。
なまじA商事に感謝されても、またご指名で電話かけてこられて無理お願いされたりしてもなー。
とか何となく憂鬱になってしまうのでした（^-^;

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>LRさん
インターネットとか携帯電話とか、わたし達の子供時代にはなかったものが普及している時代ですからね。
いろいろ考え出すと頭が痛いです。
同じクラスだったら顔をつきあわせて話せばいいことを、画面を通してのやりとりが主になってしまっていたという状況に問題があったと思います。
でも大人でも同じことは言えて。
食堂で会ってもあたしに声を掛けられないで、後から社内メールで「今日食堂でお会いしましたね。」と送ってくるような人。
（これは昔日記に書いた）
メールでは饒舌なのに実際会うと自分から言葉を発せない人。
そういうやつ結構いますよね。
言いたいことがあるなら会って、あるいは電話をかけて言えばいい。
温度とかある種の震えを伴わない関係はしょせんヴァーチャルでしかないということを子供にどうやって教えていこう。