浮いたり沈んだり。

2002年10月7日
始業1時間前に出社して大急ぎで各工場の在庫と、既に日本に向けて航海中の船に載ってる荷物、既に日本に入港している荷物の量を合計して、
各工場在庫でどのくらい持つかを算出。

今回のストは春頃からずーっとだらだらくすぶってはいたんだよね。
でも突然、しかもこんなに徹底して長期間ロックアウトされると予測してた人はいるのだろうか。

そうこうしているうちに始業時間が来ると同時に、広報やらリスクマネジメントやら経営企画やら生産管理やら、あちこちの部署から次々に電話が入り、
いったいどのくらいの在庫があるのか、このまま封鎖が続いた場合どこまでもつのか、ヒアリングされる。
わたしの計算だと、10月いっぱいは持つだろうという工場から11月いっぱいまで大丈夫だろうという工場までいろいろ。
ともかく一番在庫薄い工場は、あと2週間封鎖が続くとアウトだな、と思う。

かといって今さら打つ手なし。
しかし打つ手がないからといってただ祈ってるわけにもいかないし。
何かないのか。ない知恵をしぼる。

とりあえず、エアはなし。
なぜかというと、エアで運べない荷物だから(くぅぅぅ)
例外的緊急事態ということで、万が一の場合は関東地区の在庫を関西へ、あるいは関西地区の在庫を関東へ輸送することを上司に了解もらう。
もちろんこんなことしたらものすごいコストかかる。
しかし製造停めるわけにいかないのでコスト度外視の措置。
デリバリー屋の役目は全く果たされていないといえましょう。
それでもいよいよ足りない場合。
ex)同業他社に頭を下げて原料在庫を売ってもらう。
非現実的?

ex)アラスカ経由で追加輸入する。
アラスカ向けカーゴの荷役は再開されてるから。
しかしアラスカからの輸出は荷役してるのだろうか。

そうこうしているうちに午後になって別の部署で輸入やってる先輩が来て
「ねえXXX(某船社)の情報なんだけど、もうすぐスト解除されるらしいよ。」
「え、ほんと!?根拠はなに?」
「それはわかんないけど。」
半信半疑であちこちに電話して真相をつかもうとしていたら、某商社から電話が入ったらしく、課長から
「みなとさん、Good news has comeだよ。」とメモを手渡された。

9日に大統領令が発令されてストは解除されることに。

助かったーーーーー〈涙)
まじ寿命ちぢんだよおおおお。
ちきしょうびびらせやがって。

すっかりHAPPY気分で乙仲さんに会いに外出。
「やっとスト解除されるみたいですね。ほっとしましたー。」って言ったら
「でもその、9日の大統領令の発令っていうのが撤回されるって噂もあるんですよね。」
うげええええええええ。まじかよ。

ああ、真実はどこ?

++++++++

>momoさん
こちらこそどうぞよろしく(^-^)
「みなと」は仕事柄縁がある場所というのと、
港湾の風景が大好きなのでそこからとりました。
名字みたいなものだと思ってくださいませ。
お風邪お大事に。早くよくなりますように。

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